ＪＡグループ佐賀は５月１日、佐賀市内でＪＡグループ佐賀共同乾燥調製（貯蔵）施設連絡協議会および「さがびより」米スター・技術指導員合同会議を開きました。同協議会員や米スター、県・ＪＡ関係者ら約９０人が出席。
　２０１５年産「さがびより」の生産計画などについて、米スターと県関係機関、ＪＡ指導員が一体となって取り組むことを確認しました。


　２７年度は「さがびより」の更なる銘柄確立に向け、日本穀物検定協会が行う「米の食味ランキング」で６年連続の「特Ａ」評価と、１等米での１０ａあたり収量５５０ｋｇを目標に、５２５０ｈａの作付を計画。２０１４年に引き続き４５人のさがびより米スターが農産・普及指導員と連携し、「さがびより」生産者への指導を行います。

　収量・品質向上のための取り組みとして①基本技術の徹底②健苗育成と適正な田植えで初期生育の確保③施肥基準を基本に土壌条件と生育に沿った施肥管理④病害虫の適期防除――に努めます。また、情報田を設置し分析結果をリアルタイムで発信するなど、農家・行政・ＪＡが一体となった生産体制を構築。
　「さがびより」の収量アップに向けた取り組みの事例発表や、首都圏マーケットにおける販売状況報告なども行い、今後の取り組みについて活発な意見を交わしました。

　同協議会の高原義行会長は「４５人の米スターのみなさんを始め、ＪＡ指導員、行政の力を借りて高品質な『さがびより』の安定供給に努め、６年連続の『特Ａ』評価を目指したい」と意欲を語りました。

――さがびより米（マイ）スターって？
　さがびより米スターとは、佐賀県内各地に設置する優秀な生産者で、現地での指導を行う生産者のこと。ＪＡや県で行った研修や栽培指導を、「さがびより」を生産する他の生産者に対し、地域条件や気象条件に応じて指導、アドバイスを行います。
　そうした一体的な取り組みで、透き通った粒ぞろいのおいしい高品質米「さがびより」生産に努めています。